版画熱
ちょうど二年くらい前の今頃だったか、思いつきで作ってみた版画が出てきました。
毎日の生活の中で、なにか熱中できるものを見つけなければと、なかば脅迫観念のよう
なものがありました。当時は「よし!版画をやろう」と決心しました。
そして近くにあった茶碗を題材にして、かなり一生懸命に作ったと思います。
上手くはないですが、案外おもしろいものが出来ました。「ついに見つけたぞ!」
大きな気負いがありました。力んでました。そうして第二作に挑戦したんです。
彫ることが大変そうな題材を考えて、それに熱中することに意義を持たせました。
たしかに彫るのは大変でしたが、結果は大変つまらない物になりました。
そして版画熱は、あっという間に冷めてしまいました。そして二年後の今日・・・
浮遊映像に夢中になっている自分と、当時の自分が重なって見えます。